ここはかくれが、ふたりきり。

わたしがいて、あなたがいる。あなたがいて、わたしがいる。どちらが先かに意味はなく、このひとときに、ひとりになれる。

旅行記

「下手の考え休むに似たり」―追憶:8/23―

たった一度きりの人生、我々は何を糧に生きていくべきなのだろうか。否、もしかすると、私達の人生に意味などなく、生きることそのものが意味なのかもしれない。

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―終ノ行程:8/22―

新しくやって来た朝を希望と断じ、あまつさえ胸を開けるだけの喜びがあることを知っている人間というものが果たしてどれだけ存在しているのか、聞いてみたい。しかしながら、この閉塞感にまみれた現代において、「今日」は灰色なものと、私達は思い込まされ…

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―行程ノ四:8/21―

4日目のルートはこちら。今日は午後からカヌーの体験があるだけで、前にも後ろにも予定が入っていない。少し姫鶴平を散策して、8時前くらいには感動体験・四国カルストを後にしたような覚えがある。語ることもそう多くはないので、写真でかさ増ししながら徒…

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―行程ノ三:8/20―

何故旅行が楽しいのか、ということについて、私は、「帰る場所があるから」だと考えている。私達は普段、特定の場所に暮らしていて、生活の拠点であるそこからは人事異動や海外赴任、単身赴任といった格別の理由がない限り動くことはない。そして旅行とは言…

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―行程ノ二:8/19―

「日本の夜明け」と聞いた時に一日の始まりだと捉える人はそう多くないと思うが、広義的に考えてみればまあそのように捉えることもおかしいとは言えないのである。夜が明ければ必ず夜更けが訪れる。幕末のあの頃、日本に太陽を昇らせた人々は今の日本を見た…

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―行程ノ一:8/18―

シルバーウィークがやって来た!今年は日付の並びが良く、最大で5連休になるのだという。これを逃さない手はないということで、高知県へと行ってきた。追憶を兼ねて、日記に残していこうと思う。

人生の縮図のようで。

今回の旅行(苦行と形容した方が相応しいかもしれない)では、三日ともパンクに見舞われた。 どうしてこういう結果になったのか。それを考えてみると、いくらか思い至った。 1、出発前に空気圧を確かめなかった。 →前日にサイクルショップでブレーキの交換を…

ドキッ! 〜パンクもあるよ〜 男一人、地獄の自転車旅行 Final

最終日。今日はこれまでのように何十kmも走る必要はないので、7時過ぎまでゆっくりと惰眠を貪っていた。 ベッドからのそりと起き上がり、カーテンを開けて窓の外を見る。雨だ。結露が生じるくらいに気温も下がっているらしい。車のタイヤが雨を引きずる音が…

ドキッ! 〜パンクもあるよ〜 男一人、地獄の自転車旅行 Part3

三日目。ルートはこちら 今日も筋肉痛に悩まされることはなく、朝食のパンを食べてシャワーを浴びてからチェックアウトを済ませ、ホテルを出た。 前回のヒキで言っていた胸中の不安、それはバイクの事だった。 昨日バイクを止めたのがホテルの真ん前。それも…

ドキッ! 〜パンクもあるよ〜 男一人、地獄の自転車旅行 Part2

二日目、早朝。ルートはこちら 筋肉痛も特になく(バイクの遠乗りをしても筋肉痛が出ないのだ。不思議)、シャワーを浴びて支度を整えてからチェックアウト。今日は伊勢湾フェリーに乗って伊良湖へ、次いで名鉄カーフェリーに乗って知多半島の南端、師崎へ行…

ドキッ! 〜パンクもあるよ〜 男一人、地獄の自転車旅行 Part1

何を思い立ったか、「伊勢神宮に行きたい」と言い出した。自分が← 特急などを使うのはお金が掛かるので、相棒(センチュリオンのクロスライン50)と共に。 で、思い立ったが吉日と言うことで早速ルートラボでルートを作成してホテルを手配して、あとは出発の…