ここはかくれが、ふたりきり。

わたしがいて、あなたがいる。あなたがいて、わたしがいる。どちらが先かに意味はなく、このひとときに、ひとりになれる。

2015-01-01から1年間の記事一覧

社交ダンスにたとえてみたり。

社交ダンスは男女ペアが基本で、同性ペアはどうしていないのだろう。日本という舞台で踊られる社交ダンスについて少し考えてみる。Shall we dance?

「下手の考え休むに似たり」―追憶:8/23―

たった一度きりの人生、我々は何を糧に生きていくべきなのだろうか。否、もしかすると、私達の人生に意味などなく、生きることそのものが意味なのかもしれない。

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―終ノ行程:8/22―

新しくやって来た朝を希望と断じ、あまつさえ胸を開けるだけの喜びがあることを知っている人間というものが果たしてどれだけ存在しているのか、聞いてみたい。しかしながら、この閉塞感にまみれた現代において、「今日」は灰色なものと、私達は思い込まされ…

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―行程ノ四:8/21―

4日目のルートはこちら。今日は午後からカヌーの体験があるだけで、前にも後ろにも予定が入っていない。少し姫鶴平を散策して、8時前くらいには感動体験・四国カルストを後にしたような覚えがある。語ることもそう多くはないので、写真でかさ増ししながら徒…

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―行程ノ三:8/20―

何故旅行が楽しいのか、ということについて、私は、「帰る場所があるから」だと考えている。私達は普段、特定の場所に暮らしていて、生活の拠点であるそこからは人事異動や海外赴任、単身赴任といった格別の理由がない限り動くことはない。そして旅行とは言…

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―行程ノ二:8/19―

「日本の夜明け」と聞いた時に一日の始まりだと捉える人はそう多くないと思うが、広義的に考えてみればまあそのように捉えることもおかしいとは言えないのである。夜が明ければ必ず夜更けが訪れる。幕末のあの頃、日本に太陽を昇らせた人々は今の日本を見た…

ここは高知でとなりは君で、旅路の空はかくも語りき。―行程ノ一:8/18―

シルバーウィークがやって来た!今年は日付の並びが良く、最大で5連休になるのだという。これを逃さない手はないということで、高知県へと行ってきた。追憶を兼ねて、日記に残していこうと思う。

後遺症的虚無感と、性欲のお話。 ―二元論的帰結への拒絶―

愛はお金で買うことができ、そして世の中のありとあらゆるものはお金で買うことができる。――しかしそれは物質文化に限った話であることは留意しなければならないことである。 人間の精神的紐帯――絆だとか友情だとか、信頼だとか――は、いくら札束を積んだとこ…

後遺症的虚無感と、性欲のお話。 ―構造的前段階之弐―

2/28。この日に訪れたのは、Bettyともう一軒、エンジェルパラダイスだ。実はこのお店、Bettyと同じビルに入っており、ボーイさんに見送られながらBettyを後にし、エレベーターに乗ってすぐ、一つ下の階にある。Bettyより奥まった場所に店舗があり、時計を確…

後遺症的虚無感と、性欲のお話。 ―構造的前段階之壱―

この程、北海道旅行を敢行していた。ブラック企業に持って行かれた私の人生の貴重な時間を取り戻し、これからの生活に弾みをつけるための、いわば「センチメンタル・ジャーニー」である。この旅行で何を得ようと得まいとも、この旅行だけは執り行わなければ…

異物は心のなかに

安さに対するリスクに目をつぶりながら潔癖ともいえるサービスを求める心情は、いかんともしがたいものがある。 「なにゆえそれは安いのか」。そのことを能動的に考えなければならない時代がやってきている。あなたにもあるはずだ、内なる天秤が。